EXPOSURE#10    HIRO TANAKA  『Around 42nd and 7th

2009  Koji Onaka photography workshop, Japan

2013  Photography book” Dew Dew, Dew Its” published: USA

          Kassel Fotobook Festival – Photo Book Award 2013: Germany – Nomination

2014  Shasin Book Award: France – Winner

2015  Independent AIR Residency Program: Denmark

          Encontros da Imagem - Call for Books: Braga, Portugal – Shortlist

2016  Alliance Française Internationlal Photography Competition: Spain – Finalist

          Il Reportage Photojournalism Award: Italy – Shortlist

          Voies Off Award:  France – Shortlist

          Encontros da Imagem: Discovery Award:Portugal – Finalist

          Landskrona Foto & Breadfield Dummy Book Award: Sweden – Finalist

       Encontros da Imagem Call for Books: Portugal – Finalist

2017  Kolga Photo Award: Georgia, - Shortlist

          Kassel Dummy Award: Germany – Shortlist

 

 

 

EXPOSURE#9    高杉 記子 『Fukushima Samurai』 朝日にゝほふ山桜花

2012 年の夏から秋、相馬野馬追前後の時期にかけて約1ヶ月間、相馬野馬追の侍たちと過ごした。その後現在まで、何度も浜通りに通い続けている。

 

どのように生きるのか、なぜ生きるのか。なぜその土地を離れずに、その仕事を離れずに、その選択肢を選んで生きるのか。ゆるぎないアイデンティティは同時にもろさともなりうる。そしてそれらは決して彼らだけに起こった特別なことではなかった。

 

これは、人々を1000年続く相馬野馬追の侍として、そして同じ時代に日常生活を送っていた日本人とそのアイデンティティとしてとらえた、長期的かつパーソナルなプロジェクトである。同時に、人間と環境、伝統、自然などと近代技術との現在における関係をも表している。

 

失ってもまだそこにあるもの。何かをあきらめて選んだもの。私の生活は、私の日々の中で何が大切かを選んできたものの累積であり、紡がれてきたものだ。現実は、意識するにせよ、しないによ、きっと私の選択肢の結果なのだ。いつのまにか、同じ時代を生きる彼らに私は自分の日常を重ねて写真を撮っていた。

 

・・・・・・

 

ここに立つ侍たちのほとんどは、震災以前、福島第一原発の20km圏内に住んでいた人々だ。そこに住むことはもうできないが※、日中に入ることは許されている。ふるさとの土地で毎日を過ごしていた、おひとりおひとりにとって大切な場所で、それぞれのストーリーを伺い、しっかりと大地に立つ彼らを、時間をかけてかたちにさせていただいた。

※撮影時。2016年7⽉12⽇、⼩⾼区では、5年4カ⽉にわたる避難指⽰が解除され、住民たちは自宅で生活することが可能になった。しかし実際に戻った住民は少ない。

東京出身。

早稲⽥⼤学 ⼈間科学部 ⼈間健康科学科 (臨床⼼理学専攻)卒。ロンドン芸術大学大学院 London College of Communication(MA Photojournalism & Documentary Photography)卒。

ポートレートを中心に、アイデンティティ、人と土地などが主なテーマ。

作品は、イギリス,フランス、ロシア、マレーシア、⽇本などで展⽰され、Telegraph、Independent、Le Monde、Harperʼs BAZAAR、Wired.com、Raw Viewなど

メディア掲載多数。

Taylor Wessing Photographic Portrait Prize 2015 展⽰作家、

Photoquai ビエンナーレ 2015 展⽰作家、

コニカミノルタフォトプレミオ 2014 ⼊賞、

Asian Woman Photographers Showcase 2014 展⽰作家、

Critical Mass 2013 スカラシップ受賞&ファイナリスト、

Deutsche Bank Award in Photography ファイナリスト。

 

 

 

http://www.norikotakasugi.com

EXPOSURE#8        PHOTOGRAGER HAL 『雑乱』

今までカップルが惹かれ合うパワーを表現するため彼らを真空パックして密着させて撮影をしていたが、さらに愛のパワーを表現する方法はないか試行錯誤していたときに、一生を終えた星が収縮してブラックホールになり、あらゆる物を吸い寄せるという話を思い出した。 そこで二人の生活上で身の回りにある彼らが愛してやまない物たちをもろごと真空パックしてみた。一見無秩序なものを身にまとった姿は胎内の中で羊水を栄養に生きる胎児のように彼らが生きて行く上で必要な物たちであり、自然界のすべてのもののように、彼らに選ばれる運命を辿った張り付いている物やその配置は必然である。また、渾然一体となったそこには彼らのパーソナリティーや美が凝縮され、愛のエネルギーが充満しているのだ。

 

 

www.photographerhal.com

Selected Solo Exhibition

2015 Photographer Hal, IBASHO Gallery,Antwerp,Belgium 2015 "?": Gallery Tosei, Tokyo

2014 雑乱(Zatsuran): Nikon Salon Ginza , Tokyo

2013 Flesh Love:1839 Contemporary Gallery,Taipei,Taiwan

2012 Flesh Love: Blue Sky Gallery,Portland,USA

2011 Flesh Love: Nikon Salon, Tokyo

2009 Couple Jam: Gallery Tosei, Tokyo

2008 Pinky & Killer DX: Mememachine Gallery, Shibuya, Tokyo

2006 Pinky & Killer 100 Couple: Tomorrow, Golden Town, Shinjuku, Tokyo

2005 Pinky & Killer 05 Golden: Nagune, Golden Town, Shinjuku, Tokyo

2000 Funky: Rosso Harajyuku, Tokyo

 

 

Selected Group Exhition

 

2014 "Image-Makers" at "21_21 DESIGN SIGHT museum,Tokyo

2013 "Transformer. The Body Remixed" at "Galerie SAW Gallery, Ottawa, Canada

2012 "new directions - crossing territories" at "Wall Space Gallery" Santa Barbara USA

2012 "Love Love Show" at "Tomonotsu Museum"Hiroshima,Japan

2010 "Sound of Photography" Seibu Shibuya, Tokyo

2010 "KODOJI-KONICHIWA " Rencontres d’Arles, France

2009 "JEUNE PHOTOGRAPHIE JAPONAISE" GALERIE de la GARE,France

 

 

Publication of Photo Book

 

2015 43: Zine,Self made

2014 雜乱(Zatsuran): Tosei-sha, Tokyo

2011 Flesh Love: Tosei-sha, Tokyo

2009 Couple Jam: Tosei-sha, Tokyo

2007 Pinky & Killer DX: Tosei-sha, Tokyo

2004 Pinky & Killer: Tosei-sha, Tokyo

EXPOSURE#7        所 幸則 『瞬間と永遠』

1995年 日本写真家協会と文化庁が選んだ「日本現代写真展」に出展

1998年 東京都写真美術館「MEDIALOGUE 日本の現代写真’98」に出展

2003年 ZOOM International(イタリアのフォトアートマガジン)で特集

2006年 美術出版社から出された集大成的作品集「CHIAROSCURO 天使に至る系譜」をもって、第一期所幸則としてのキャリアをリセットすることを決意。

2007年 より、モノクロームによる東京の渋谷のランドスケープを中心に新しい第二期所幸則としての作家活動を始める。

2008年 瞬間とは違った概念の時間軸を取り入れた One Second シリーズの制作を開始。

2008年 秋には個展「渋谷 1Second 瞬間と永遠」を渋谷で開催。

2009年 EYEMAZING(オランダのファインアートフォトマガジン)で特集

2009年 日本初のフォトアートフェアである「東京フォト 2009」に出展

2010年 3月31日~5月30日 大型個展、所幸則写真展「PARADOX」を GALLERY 21(ギャラリー・ヴァンテアン)にて開催。

2010年 日本唯一のフォトアートフェアである「東京フォト 2010」に出展

2010年 上海の M50 にて「上海 1 秒」を開催

2011年 ニューヨークのオンラインマガジン NEW YORK OPTIMISTで紹介

2011年 フランスのアートキュレートマガジンAs de Pixelに特集

2011年 「東京フォト2011」に出展

2011年 東京写真プロジェクト『東京画』参加。

2011年 『月刊CAPA』連載。

2011年 上海外滩美术馆(Rockbund Art Museum)でワークショップ「上海のアート村M50の側にて」

2012年 「個園 ー 中日現代美術交流展」 展覧会場: 人可艺术中心 日本側アーティスト: 草間彌生、荒木経惟、所幸則、端聡、岡部昌生

2012年 東京画展「TOKYO-GA meets NYPH 2012」in NEWYORKE

2012年 所幸則個展「1second─ほんとうにあったように思えてしまう事」 Niiyama’s Gallery and sales Salon

2012年 渋谷芸術祭に参加。東急ヒカリエにてグループ展開催

2012年 所幸則 One Second 2008-2012 in 塩江美術館企画展示

2012年 フォトラボK開催(アートとして香川を記録し続けるプロジェクト)

2013年 東京画 meets OSAKA 2013

2013年 エスプリ・ド・パリ展 ロバートフランク、サラムーン、森山大道、所幸則での オムニバス展に参加

2013年 TOKYO SHIBYA LOVERS PHOTOGRAPHERグループ展

2013年 写真家 所幸則 秘密の写真展 in 高松 フェ想創

2013年 Mt.ROKKO INTERNATIONAL PHOTOGRAPHY FESTIVAL 2013 EXHIBITION

2013年 所幸則写真展【アインシュタインロマン with10 人の新鋭作家たち】Gallery Conceal Shibuya

2014年 大阪芸術大学客員教授に就任。

2014年 TOKYO-GA meets DAIKANYAMA presented by Time Out Tokyo に出展。

2014年 上海 M50ーoffice339 にて所幸則の【時間と空間】

2014年 写真集【渋谷ワンセコンドvol1】蒼穹社より発売。

2014年 阿倍野ハルカス24階大阪芸大キャンパス内にて新教授所幸則と赤木正和2人展+ハービー山口特別出展が開催。

2014年 東京渋谷ラバーズフォトグラファーズ【渋谷と渋谷から見た東京展】を主宰として企画。塩江高松市美術館

2014年 所幸則個展、【世界の時間と空間展】 塩江高松市美術館

2015年 所幸則個展、アッシュぺーフランス丸の内ウインドウズギャラリーにて【アインシュタインロマン】

2015年 までESPACE KUU 空にて所幸則個展PARADOX-TIME【アインシュタインロマンスをめぐる冒険】

2016年 所幸則写真展 Gallery TANTO TEMPO アインシュタインロマンス

・One second  ”瞬間”の定義を変えてみると”写真”の構造が変わる。

所幸則の定義する写真の一瞬は、かくも強く美しいものか。

われわれのかいま見る世界とは秒速に積み重なる変節そのものだ。

 

・One second with Koto - お散歩ジャンプ

いい光を見つけたらジャンプしよう!これが娘と交わした合言葉。

僕には7歳になる娘がいるんだけど、彼女と散歩に出かけては、光の美しい時々に写真を撮るようにしているのがお散布ジャンプのシリーズ。もともとOne Secondという、時空をカメラで切り取る手法で写真を撮影しているから、この手法を今回も使っている。1秒間の間に数回シャッターを押し、あとでそれらを重ねてイメージを作っている。

娘は草原だとか、街角だとか、彼女の思う美しい光を探して、気に入った光があるとジャンプする。それを僕は撮影しているのだ。

光の中を走っていく彼女を眺めていると、眩しく、輝かしい光に包まれているひと時がとても愛おしく感じられる。彼女には僕よりも長い未来があるから、夢もあったり、仮に思わぬような出来事があっても健気に生きていってほしい。

僕に残された時間に比べると、彼女にはより多くの時間があるように感じられるから、それが羨ましくもある。僕にできることは、彼女とのかけがえのない時間を美しく止めておくことだと感じて作品にすることにした。

It is a jump now!そうやって娘と僕の物語がつづられるんだ。

 

・アインシュタインロマン

これは僕にとって少年の頃からのスーパースターであるアインシュタインの相対性理論へのオマージュである。

とても僕が生きている間には光に近い速度で地上を撮ることは不可能であろう。せめてもの可愛いい挑戦として300km(秒速83m)で走る新幹線から撮ることで一部の人には伝わるかもしれないというささやかな試みである。

 

 

http://tokoroyukinori.com

EXPOSURE#6        佐々木 香菜子 『conpekihe / コンペキへ』

私は、「青」に惹かれています。

 

「コンペキヘ」は「紺碧へ」の読み仮名です。

青には色々な種類があり、その一つに紺碧があります。

 

『紺碧』

黒みを帯びた青色。深みのある濃い青色。日差しが強い真夏の青空のような深い青色。

海外ではアジュール(AZURE)と呼ばれ

『ラピスラズリ』という宝石に由来する色でもあります。

 

紺碧の季節へ向かうイメージで描いた作品にくわえて、

新作の三点はラピスラズリが放つエネルギーや

与えてくれる情景・愛をテーマに描いています。

 

私が感じる『青の世界』の一端にふれていただけたら幸いです

 

佐々木香菜子

佐々木 香菜子

 

 

1983年宮城県生まれ。

ファッションを主軸に、広告、商品パッケージ、

企業とのコラボレーションなどを幅広く手掛ける。

最近は抽象画作品の制作や作品展にも力をいれ、

ウェブサイトにて毎月、「妄想植物作品展」を開催中。

 

www.sasakikanako.com

EXPOSURE#5        猫田 サダヲ  『花』

EXPOSURE#4        今井 宏  『Another Planet』

急峻な山間にある母の実家で何度となく夏休みを過ごした作者にとって、ダム建設や地滑り改良の現場で働く技師たちはとても身近な存在であった。そんな人々の汗の結晶である構造物と自然の織りなす景観は、少年時代の作者にとっていつの日か尊いものになっていた。その後進学して土木工学を専攻しながらもITの世界に進んだ作者は、都会での忙しい仕事の日々に没頭していた。

 

そんなある日、羽田空港に向かう航空機の窓から見えた房総半島の自然と開発によって織り成された混沌とした光景に惹きつけられた。以来何度となく現地を訪れては、まるで異星(Another Planet)を探査するように撮影をした。

 

我々は我が家の裏庭で起こることには疎いものだが、目に見えない世界とばかり繋がるネット社会ではことさらであると作者は思う。

 

1963年東京生まれ、東北大学で土木工学・構造力学を学ぶ。卒業後大手外資系IT会社で要職を歴任する。10年前より写真表現に興味を持ち、渡部さとる氏主宰のワークショップで暗室作業を始めとする作品作成の基本を習得。その後、金村修氏主宰のワークショップで写真作家としての基本を習得し約4年前から本格的に写真作家活動を開始。現在六甲国際写真祭を始めとする国内外で活動している

 

HIROSHI IMAI  |  Lesn Culture

 

 

Solo Exhibitions

2015 Another Planet, Nikon Salon, Tokyo, Japan

2014 Anonymous Creation - Port Island, Gallery Epsite, Tokyo, Japan

 

Group Exhibitions

2015 Mt. Rokko Photofestival, Kiito, Kobe, Japan

2015 New Visions, G/P Gallery, Tokyo, Japan

2014 RAIEC SHOW 2014, Gallery TANTO TEMPO, Kobe, Japan

 

Awards

2015 Special Jury Prize, new nature photo award

2014 Le 2nd Prix Alliance François du Concur Photo

2013 Kawabe Mayor Prize, new nature photo award

2013,2014,2015 prize in TOKYO FRONTLINE

EXPOSURE#3          Issei Otani  & MABO

Issei Otani

 

 

アート・音楽・ファッションのジャンルを跨ぎ第一線で活躍し続けるアーティスト、大谷一生。YMO 高橋幸宏等、数々の著名ミュージシャンへのCDジャケットへのアートワーク提供、ファッションブランドPaul&Joe sister とのコラボレーションなどで知られる。

 

1977 京都に生まれ

1996 和光大学人文学芸術学科入学

2000 NY渡米

2001.2 初個展「ANIMAL EYES」 GALLERY VOICE(原宿)

2001.9 個展「EYES」GALLERY ART POINT(銀座)

2002.2 個展「IMPACT」GALLERY射手座(京都)

2002.6 「アミューズ・アーティスト・オーディション in 京都」グランプリ受賞

2002.10 個展「SENSITIVE」GALLERY ART POINT(銀座)

2004.2 個展「INOCENT」GALLERY ART POINT(銀座)

2005.2 個展「ART+SOUND+INTERIOR」LAUNE(表参道)

2006.2 個展「ANIMAL EYES 2006」Za Gallery 文京(文京区)

2008.3 個展「ON+」GALLERY NISHIKAWA(京都)

2009.4 京都造形大学 非常勤講師

2010.3 個展「MY NAP」Za Gallery 文京(文京区)

 

MABO

 

 

02年銅板作家赤川BONZEに師事。銅を中心に様々な素材を使った作品を手がけ、国内外の展示会参加などの経験を経て11年独立。東京都立川市に造形工房「MABO」設立。個人の展示会以外にもオブジェ・照明を使った店舗や会場の空間演出を行い、東京・京都を主に全国で幅広く活動。14年拠点を京都へを移す。

 

’79 東京都生まれ

’00 東京テクニカルカレッジ(インテリアデザイン科)卒業

’02 赤川BONZE に師事

’05 ギャラリーKATAK KATAK(東京)個展

’06 ギャラリーetw・soul tagerecord(京都)個展

東京都美術館AJAC 展 NEW ART 賞受賞

’07 BANGLADESH‘Zaihul Gallery’ 出展

国立新美術館AJAC 野外展出展(以後‘09 まで)

’08 テレビ朝日ドラマ作品提供

Hands Across the Pacific(日本 韓国 カナダ)出展

’09 日仏現代美術展 新作家賞受賞

新宿OZONE Craftman’s Works「クラフトマンによる一軒の家」出展

夢の島熱帯植物園 Craftman’s Works 出展

’10 三越本店Craftman’s works 出展

第36回東京展 優秀賞受賞

’11 東京都立川市に造形工房「MABO」設立

日韓芸術文化交流展「百花繚乱」出展(駐日韓国大使館)

’12 国営昭和記念公園主催「HANA MIDORI Art」企画・展示

’13 菊松屋(立川市)「灯酒」個展

国営昭和記念公園「いろんな花器展」出展

青山CAY「Reggaelation IndependAnce リリースイベント」会場演出

立川競輪場「座敷デムジカ」会場演出

藤野「ひかり祭り」会場演出

 

 

 

EXPOSURE#2          林田 真季『JAPAN-GO-ROUND』

私たち日本人は、民族としての成り立ちから「本当の文化は外国にあるに違いない」という潜在意識があるそうです。私 も欧米を主とする外国の文化に憧れ、無意識に追いかけてきたと思います。しかし、この成熟した現代社会において、学 ぶべきものは外国にあるのではなく、日本の原風景が残る地方にあると感じるようになりました。だから私は、日本の地 方という”外国”の風景を撮っています。

 

林田 真季

 

JAPAN-GO-ROUND (2013 - ongoing)  「JAPAN-GO-ROUND」は、日本の様々な地方の風景を、まるで外国のように映すシリーズです。  2013年夏に長崎県・五島列島の小値賀を訪れ、「効率的で合理的な現代の都市社会だけが、決して”豊かな暮らし”で はない」と気付きました。以来、”豊かな暮らし”を探しに、日本の様々な地方をめぐっています。その手がかりは、生き るための健やかで美しい風景です。日本には、手つかずのアメリカ型大自然もあれば、農業や漁業を通して育んできた日 本ならではの文化的自然もあります。どちらの風景も”豊かな暮らし”の手がかりです。

 

 

 

【略歴】

林田 真季

1984年生まれ。兵庫県出身。東京都在住。

 関西学院大学総合政策学部卒業。

「六甲山国際写真祭2015」にて、Emerging Photographerに選出。

2015年3月より、TAP Gallery(東京・清澄白河)メンバー。

 

 

 

EXPOSURE#1           山下智史『biwako series』

琵琶湖はおよそ400万年前に三重県伊賀上野地方に誕生し、 地殻変動によって現在は滋賀県の位置に留まっています。

幼い頃から見慣れたこの大きな湖が、人類の存在しない太古の昔に誕生し、 かつて大移動を繰り返していたということは、私にとってとても信じがたい事実でした。

しかし、それなら悠久の時代を生きて来た琵琶湖本来の姿がどこかに残っているはずであると考え、 私はそれを探すために、カメラを持って琵琶湖に入りました。

4×5インチの大判カメラを通して、湖面すれすれから眺める琵琶湖は、ひときわ永遠性を放っているように思えました。

波は決して途切れることなく、まるで時を刻む秒針のように私の体をすり抜けて行きます。 およそ400万年前もの間、こうして彼女自身も時を刻みながら、

太古から脈々と続く悠久の時間を生きてきたのです。

 

山下智史

 

【略歴】

1981年 滋賀県生まれ。 2004年 大阪芸術大学写真学科卒業。

在学中、写真家ロッド・ドレッサーからモノクロプリントを学ぶ。
 ライフワークは、琵琶湖。

2003年 個展「natural wetland」 ナダール/大阪
2005年 個展「undulation」 ナダール/大阪
2006年 個展「湖面」 高島市水鳥観察センター/滋賀
2007年 個展「skin of Lake Biwa」 vish/大阪
2008年 個展「biwako series」 ocho8/高知
     個展「いろは松」 ocho8/高知

2012年 個展「biwako series –delight-」 Kobe 819 Gallery/神戸

2014年 個展「biwako series」 Kobe 819 Gallery /神戸

                         他多数

 現在は、故郷の滋賀県高島市に在住。